東京都議会議長 中村 明彦
あけましておめでとうございます。


 都民の皆様におかれましては、明るく希望に満ちた新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。


 昨年は、東京ゲートブリッジの開通や東京スカイツリーの開業、また、ロンドンオリンピックで活躍した選手の凱旋パレード等、東京に活気をもたらす出来事がありました。

 
2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会の立候補都市に選定された事もその一つです。『今、ニッポンにはこの夢の力が必要だ』をスローガンに、都議会としても、都民・国民に夢と感動を与える東京大会の実現を目指し、全力で招致を推進してまいります。


 また、昨年は、石原知事が退任されました。13年余にわたり、日本の頭脳部・心臓部である首都東京の潜在力を引き出し、都議会との連携のもと、国を先導する様々な先駆的取組が行われてきました。


 一方、海外経済の減速や円高等、企業を取り巻く環境は、依然として厳しい状況にあります。東日本大震災以降、いつ起こるか分からない首都直下地震等の災害や将来のエネルギー需給等に対する都民生活の不安を解消するためにも、今後とも東京から日本を再生することが重要です。


 二元代表制の一翼を担う都議会は、都民の皆様が安心して暮らせる東京を目指して、防災対策、景気対策、福祉・医療対策、教育対策など、重要課題の解決に全力を尽くしてまいります。都議会議員は、1300万都民の代表として、執行機関との真摯な議論を積み重ね、皆様の声を都政に反映するべく、弛まぬ努力をしてまいります。

 私は都議会を代表する議長として、その責任を重く受け止め、今後も公平で円滑な議会運営のために全身全霊を傾けて取り組んでまいります。


 年頭にあたり、皆様のご健勝とご多幸を心からご祈念いたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。